バイクの冬眠時に毛布をかけるという話を聞いたことがある人もいるのではないかと思います。
一見無意味なようですが、冬眠場所によっては毛布も効果を発揮することがあります。
バイクの冬眠とカバーのデメリット
冬眠で必要な処置をした後の管理方法ですが、その1つにバイクカバーがあります。
バイクカバーはかけっぱなしで問題ないと考える人も多いのですが、カバーの材質によっては湿気をかなりためてしまうタイプもあります。
このようになったまま冬眠させると起きるのがバイクの錆です。
定期的に冬眠中に
- バイクカバーを外す
- カバーを乾かすとともに湿気を除去する
ということも行えれば良さそうなものですが、意外と忘れてしまうこともあって冬眠中に大事なバイクを錆びさせてしまうということも起きます。
このような経験がある人だとカバーで冬眠させるよりも毛布をかけるほうが良いことが多いです。
湿気も完全とはいえませんが、カバーよりもためにくいので錆が出る確率も低くなります。
あとは通気性の良いカバーをかけることです。
ちなみに湿気というのは冬眠時だけでなく普段でも関係してきます。
たとえば雨が降り、やんだ後もカバーをしたままの人も多いかもしれませんが、カバー内にはやんだ雨の湿気がたまりやすくなります。
そのためカバーをすぐにとって風通しを良くしなければバイクはすぐに錆びてくるようになります。
寒冷地での冬眠と毛布の使い方
冬眠中がマイナスの気温になる日も多いという地域では錆防止以外に寒さ対策のために毛布を使用します。
使い方としては
- バイクに毛布をかける
- その上からバイクカバーをかける
というようにすると機体への低温の影響を少なくすることができます。
やはり湿気のたまりやすい場所で冬眠させるときには定期的にカバーを外して干すなどして湿気抜きはなるべく行うようにしてください。
さらに冬眠時に錆させない工夫をする方法
毛布や通気性の良いカバーを使うことでもそう錆びることもないのですが、錆止めのワックスをかけておき、その上から毛布をかけてカバーをするという方法もあります。
バイク用品店などにあるワックスでも良いので錆止めの効果を持つものを使うようにしてください。
その他の毛布を使った冬眠方法の効果とは?
毛布には上のように冬眠時に防寒、防錆効果を期待して使います。
しかし他にも毛布には効果があって
- ホコリの防止
- バイクへの擦り傷防止
といったものも期待できます。
つまり冬眠時の毛布には4つの効果があるということになります。
バイクの正しい冬眠方法
毛布以外にもバイクには正しい冬眠のさせ方というものがあります。
冬眠方法を間違えれば春にエンジンがかからないなどのトラブルを招くようになります。
バイクの冬眠方法のポイントですが、
- 屋根付きで紫外線の当たらない場所を冬眠用の場所にする
- ガソリンをバイクから抜く
- バッテリー上りを防ぐためにマイナス端子だけ抜いておく
- ブレーキやクラッチ類もときどきで良いので動かして固着させないようにする
というようなものとなります。
バイクでは燃料コックのある車種もありますが、このようなタイプはガソリンも簡単に抜くことができます。
ただコックがなくても手動でガソリンは抜けるので上のページを参考に手間はかかるのですがガソリンは抜くようにして冬眠させてください。
ガソリンを抜くことで
- ガソリンタンクの劣化を防ぐ
- キャブレターの劣化を防ぐ
というような効果があります。
冬眠明けにそれでもエンジンがかからないといった不具合が起きることもありますが、その場合にはこのページで紹介しているような方法を行うとエンジンはまたかかるようになることが多いです。
ですが冬眠明けでいきなりトラブルで走れないのも嫌な気分になるので、冬眠前の作業はしっかりと行うようにしてほしいと思います。
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