バイクでは定期点検を行わないといけませんが、特に車検のあるバイクだと車検時に定期点検を行ったときに作成する定期点検記録簿を提出しなければいけません。
書類を見ても点検項目や書き方がよくわからない人も多いかもしれませんが、今回は自分で定期点検を行うことについて解説をしたいと思います。
定期点検記録簿は自分で作成しても良いのか?
定期点検記録簿は通常ショップ経由の車検であれば店の整備士などが作成して提出してくれます。
ユーザー車検であればこの記録簿も自分で作成して当日提出しなければいけません。
書き方についてですが、正直細かいパーツ名もあってよくわからないかもしれませんが、当日検査官はそこまで細かくチェックするわけでもありません。
あまり言い方は良くないのですが、
- まったくバイクの素人でただチェックをつけた記録簿でも見分けがつかない
- 記録簿自体の項目をいちいちその場で確認しない
というような検査となるのでわからないままにチェックをつけていったとしても記録簿を理由として車検に通らないということもありません。
定期点検記録簿だけバイクショップに作成してもらえるのか?
車検には自分で通すとして定期点検記録簿だけよくわからないのでショップに依頼したいということもあるかと思います。
この場合、ショップによっては嫌な顔をすることが多いと思いますし、受付してくれないことも割合多いと思います。
そのためユーザー車検であれば定期点検記録簿も自分でチェックをつけて作成するという方法が現実的といえるでしょう。
定期点検記録簿で後整備と伝えれば車検に通るのか?
点検については昔から後整備が通用する世界でした。
つまり
- まず車検を受ける
- 記録簿なしのときには当日「後整備」と伝えれば車検に通る
ということです。
ただ車検も厳しくなって今は車検場によっては後整備と伝えると車検に落ちるような時代になりつつあります。
これは後整備の車両の事故などが増加してきたことが原因とされていますが、バイクでも注意したいことがあります。
- 点検記録簿に空白があれば確認されることもある
- 後で整備しますと伝えると車検に通らないこともある
ということで点検記録簿の空白はなくしたほうが無難で、当日も後で整備しますという言い訳もしないほうが良いということがいえます。
たとえばチェック忘れというような言い方のほうが車検では通りやすいといえるでしょう。
自分で点検するときの故障リスク
車検と点検というのは意味合いがまた違います。
- 車検 公道を走る資格を得るもの
- 点検 故障、事故予防
つまり車検に通しても点検整備をしていないと翌日にいきなり故障しても不思議ではないということです。
特に二輪は故障はライダーの命と直結してくるので、最低限の点検は絶対に行うようにしなければ危険といえます。
バイクの消耗品も含めて交換時期に差し掛かっていないかも下のページで確認しておいてください。
点検費用を節約することで車両代ほどかかる修理費がかかっても正直馬鹿らしいと思います。
車検義務のないバイクと自分で点検する頻度
突然廃車しなければいけないバイクに特に多いのが車検義務のないバイクです。
メンテナンスもほぼしないまま乗るので突然大きな故障をして、その費用が払えないで廃車するということになりがちです。
ただ排気量が小さくても定期的にメンテナンスをしていけば耐久性や寿命にデメリットというものはありません。
- 消耗品の定期的な交換を行う
- それとともに車検のあるバイクと同じように2年間隔で定期点検を受ける
というようにしていけば10年は問題なく乗れるでしょう。
エンジンオイル、注油、グリスアップなどといったメンテナンスもしないときには定期点検は1年はおろか数ヶ月ごとに受けるべきでもあります。
バイクというのは消耗品の塊でもあるので、自分でできる交換や点検は行い、残りをプロに任せるというのが長く乗るための秘訣でもあります。
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