今回はバイクのテールランプの保安基準について説明をします。
自作のテールランプのときにはこの保安基準に沿っているかで検査は判断されます。
テールランプのワット数が変わると車検に通らない?
テールランプは球切れもあるので交換することも当然出てきます。
通常そのこと自体が車検の通る、通らないには関係してこないのですが、新しい電球のワット数を変更することで光量不足となって車検の保安基準に違反とされることも出てきます。
テールランプの大きさは車検でどのように定められているのか?
テールランプについて純正のままであれば何も考えなくても良いのですが、テールランプ自体を社外品に変更していれば大きさについても車検で通らない原因となってくることもあります。
- テールランプ 15㎠以上
- ブレーキランプ 20㎠以上
となっているのですが、テールランプがブレーキランプも兼ねているということも多いはずです。
その場合には20㎠以上という条件をクリアしていないといけません。
テールランプの光度の車検での保安基準
テールランプでは光度についての決まりもあります。
- 光源は15W以上
- ブレーキランプと併用のときにはブレーキ時の光度が5倍以上増加すること
ブレーキ時に後続車に警告を適切にするという意味で5倍以上の光度の増加が必要というようになっています。
テールランプの位置と車検の保安基準
またテールランプは位置にも決まりがあります。
- 車両の中心に対して左右対称であること
- テールランプの中心が2メートル以下であること
カスタムしない限りはほぼ問題ないかと思いますが、高さが変わるときには特に注意して点検してみてください。
ウインカーと一体型のテールランプは車検に通らないのか?
ウインカーと一体型のテールランプは今のところ車検では通りません。
中古バイクを買うと一体型のテールランプにカスタムされているかもしれませんが、その場合には別離型のものに戻せば車検には通るはずです。
LEDのテールランプは車検に通らないのか?
自作でLEDによるテールランプにする人もいるかもしれませんが、LED自体が原因となって車検に落ちてしまうことはありません。
問題は面積や位置などこのページで紹介してきましたような保安基準に沿っているかどうかということです。
保安基準に沿ったLEDのテールランプであれば問題なく車検には通ります。
ちなみにウインカーやヘッドライトなどもLED化しても車検には通ります。
やはり同様にその他の保安基準に沿っているかどうかが重要ということで、LED化自体が車検に通らなくなる原因ではないということです。
テールランプがクリアだと車検に通らない?
テールランプでは色が決まっているのでクリアなときには色がしっかりとついているかどうかが重要です。
色落ちなどがあるときにはクリアなテールランプは車検に通らないこともあります。
その他のクリアレンズのテールランプでの保安基準
クリアレンズでもまずは赤色に点灯するかどうかが重要です。
またその他のクリアレンズでのテールランプでの決まりを列挙していきますと
- レンズをクリアにして電球をそのまま使っていると車検には通らない
- テールランプにリフレクターを内蔵する場合にはリフレクターもクリアだとやはり車検には通らない
というようになっています。
2つめのパターンでは別にリフレクターをつけないと車検には通らないというようになります。
車検義務のないバイクとテールランプの整備不良
250cc以下であれば車検義務もないわけで、このページで紹介した内容は守らなくても良いと考える人もいるかもしれません。
しかし警察に見つかると公道上で整備不良として切符を切られてしまいます。
車検のないバイクでも公道を走る上では保安基準に沿ったテールランプにするということは当たり前ではありますが必要というようになります。
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