バイクの軽量化はしたほうが良いというようなことを雑誌などで見かける人も多いかもしれません。
走りが良くなるという記事も多いのですが、軽量化にはデメリットもいくつかあります。
今回はバイクの軽量化の方法とその効果やデメリットについて紹介したいと思います。
バイクの軽量化の方法とは?
バイクの軽量化についてですが、代表的なものとしては
- マフラー交換による軽量化
- ホイール交換による軽量化
- ボルト素材の変更による軽量化
- シート交換による軽量化
- センタースタンドのある車種であれば取ってしまう
といったところになります。
マフラーの交換だけは比較的実施しやすいものとなりますが、その他の方法はあまり現実的ではありません。
ちなみに軽量化するということだけであればホイール変更が最も効果が出てくるわけですが、この方法にはデメリットもあります。
ホイール交換による軽量化は安易に行ってはいけない?
ホイール交換はバイク雑誌でも比較的取り上げられやすいテーマで何度か見たこともあるという人が多いかもしれません。
しかしこのホイール交換には意外なデメリットもあります。
それはホイールバランスが崩れてしまうというものですが、
- ホイール軽量化によって直線での振れがダイレクトに伝わってくる
- アクセルのオンオフでの振動が強くなる
- 全体的にバイクがギクシャクするようになる
といったような症状が出てくるようになります。
この後もバランス調整をするかもしれませんが、純正時代のほうが爽快感を感じていたということは多いと思います。
個人的な意見ではありますがバイクの軽量化についてはあまり意味はなく、レースにでも出ない限りやるほどのものではないといえると思います。
- バイクのバランスは非常にシビア
- もともとメーカーも純正ホイールでかなり計算してバランスを設定している
ということで1周回って純正ホイールがベストという考え方になる人が多いのが実際のところです。
バイクの軽量化でメリットがある人とは?
街乗りではバイクの軽量化というのはそう効果を受けることもありません。
ホイールやマフラーなどすべての軽量化を普通に図ってもせいぜい4キロほどしか軽量化はできないのが実際のところです。
街乗りで燃費が改善されたと感じるほどでもありませんし、緊急停車などでも数センチ早く停車できるといった程度のものです。
またホイール交換も上のようにかえって爽快感がなくなることも多く、デメリットのほうが目につくというほうが圧倒的に多いです。
バイクの軽量化でメリットがあるといえるのは
- レースに出るバイク
- サーキット走行をよくするバイク
などシビアなタイム管理が求められるものだけといっても良いでしょう。
街乗りでは軽量化はほぼ自己満足に終わるといっても良いです。
バイクの軽量化の費用
マフラー交換、余計なパーツの除去までであればそう費用もかかりませんが、ホイール交換もやりバランス調整もしていくと50万程度もかかってくることも少なくありません。
バイクの軽量化というのはこのように費用もかけていくということが必要です。
ただこのように高額な費用をかけて軽量化を目指すのであれば排気量を落として新しいバイクに乗り換えするほうが実は人馬一体となる早道でもあります。
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