バイクの教習所で難しいとされる1つにクランクがあります。
クランクではギアをどれにするのかも悩みやすいところですが、ギアについて教習所によって多少ルールが違うところもあります。
バイク教習所のクランクでギアの決まりがあるのか?
通常クランクでは1速か2速を使う人が多いわけですが、ほとんどの教習所ではクランクのギアに指定もありませんのでどちらでも良いとされています。
ただごく一部の教習所では1速でないとダメというようなルールのあるところもあります。
クランクのギアはどれを選択するべき?
通常クランクのギアは2速ということが多いのではないかと思います。
ただ1速というほうが合う人もいるのですが、下のように考えると良いと思います。
クランクで2速が向く人
- 基本的にクランクは2速で考えていく
- ただエンストしやすいのでコーナーなどでは半クラッチを使うこと
クランクで1速のほうが向く人
- 半クラがどうしても苦手な人は1速のほうが良い
- ただ力が強いので多少ギクシャクするのに注意すること
- エンストもまったくないわけでもないのでクラッチレバーに指をかけてクランクに入ること
多くの教習所ではどちらでも減点もないのですが、半クラッチの苦手意識の度合いで決めると良いと思います。
半クラッチが苦手という場合には下のページを参考に練習してみて欲しいと思います。
クランクでバランス維持が難しい!その理由とは?
ギアとともにクランクではバランスの維持が難しいという人もいるかと思います。
半クラがどうしても苦手で1速に決めても速度を落とすので意外とバランス感覚ができなくなるということもあります。
クランクでもバイクのバランス感覚を正しく取れるようになればある程度速度を落としても簡単に転倒やふらつきは起きなくなります。
重要なポイントとしては
- ハンドル操作だけでなく内股気味でニーグリップをしっかりと使う
- 体重はお尻でなく足で支える感覚を持つ
- 上半身は力を抜く
- 背筋はあえて伸ばしすぎずにやや猫背気味でバランス感覚を強める
- 視線は近すぎず進行方向などなるべく遠くを見る
というようなポイントです。
いくつかまったく逆の乗車姿勢になってしまっているという人も多いのではないでしょうか?
クランクで減点されないための走り方
乗車姿勢以外にもクランクでは走り方のポイントもあります。
- クランクの削られた箇所が過去によく走られたコースなので基本的に正解
- 侵入時はコースの最大限外側から入る
- コーナーではバイクをなるべく倒さないで曲がる
- 速度調整はリアブレーキで行い、フロントは使わない
- 直線時に減速をしてコーナーに入り、コーナーでは減速せずむしろ加速して出ていく
- アクセルは一定にしたままで動かさない
- コーナーから直線は外側から入り内側で出て、直線に出ればすぐに外側を走るようにする
クランクで半クラッチはいつ使うのか?
半クラッチをいつ使うのか、またその感覚がよくわからないという人も多いかもしれません。
半クラッチは減速のために使うというように考える人もいるのですが、むしろ半クラッチは加速時に使うほうが良いと思います。
- クランクに入る直前にクラッチを完全に切る
- アクセルを回してクランクに入る準備をする
- コーナー手前で半クラッチにしてリアブレーキで速度調整
- コーナー途中でバランスを崩しそうになれば半クラのままアクセルをややひねる
- 加速しすぎればリアブレーキで調整する
というようにするとコーナーではふらつきなどもしなくなるかと思います。
半クラッチはこのように減速のためでなく加速をしてバランスを戻すようなタイミングで使うというほうがうまくいきやすいと思います。
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