バイクは手袋、グローブというのは主に4つの機能を期待します。
- 防水
- 防寒
- 防風
- 転倒時の手の保護
特に冬は4つともの機能を期待したくなりますが、冬以外の夏などであれば防水だけでも十分です。
バイクのグローブ選びも意外と失敗してしまう人も多いようで、今回は正しいバイク用グローブの選び方について解説をしていきます。
防水性のないグローブでもバイクで使える?
雨の日などは防水性のないグローブは正直最悪な感触です。
運転ごころではないようにもなりますが、
- 皮製
- 毛糸製
などはまず浸水してくるようになります。
また皮製の場合には水に濡れるだけで硬化してくるなど品質の劣化も心配です。
ただこのようなグローブでも防水性を上げる方法はあります。
おすすめは台所の掃除用などのナイロン手袋をして、その上に浸水してくるグローブをすることです。
グローブは濡れることを前提にして、手まで浸水させないようにするということです。
グローブカバーで防水性を確保する
グローブの下にナイロン製のものを入れるというのとともにグローブの外側に防水性のあるものを装着するという方法もあります。
その1つがグローブカバーをつけることです。
ネット通販でもいくつか発売されていますが、購入時に注意して欲しいのが
- 完全防水と表記があるかどうか?
- 大きめのグローブでもカバーできるかどうか?
- 手首のゴムがきつすぎないかどうか?
意外と多いのがカバー自体に伸縮性がなかったり、手首のゴムがきつくてなかなかグローブの上から入らないということです。
寒い時期には手もかじかむので外でグローブカバーの装着に苦労するということにならないようにしたほいが良いと思います。
防水性の高いグローブとは?
私も雨の日のためにグローブの浸水性や防水性には注意していますが、特に防水対策で使いやすいものとしては
- ゴアテックス製
- ネオプレン製
ネオプレン製はダイビングのウェットスーツと同じ素材なので完全防水です。
ただ完全防水ということで手の汗がグローブ内にこもるというところもあって、気になる人もいるかもしれません。
その場合にはゴアテックス製で多少通気性も加味されたグローブのほうが良いでしょう。
ゴアテックス製もかなりの防水性ですが、適度に手の汗などの湿気も外に逃がしてくれます。
私は手汗をかきやすいのでゴアテックス製のものを今は使っていますが、雨の日でも濡れたということもありません。
特に手首までカバーするタイプのものにすると手の防水は問題なくなるでしょう。
ゴアテックス製のグローブと操作性
ゴアテックス製のグローブではゴアテックスフィルムが使用されていて、これによって防水対策がされています。
ただデメリットとして慣れるまでは指の感覚を邪魔するような分厚さを感じるので操作性が多少落ちるように感じる人もいます。
私も最初は運転しにくく感じましたが、慣れれば問題なくなりました。
ゴアテックス製のグローブが指になじむか心配という人は必ず店頭で感覚を確認して欲しいと思います。
防風と防水性との両立!グローブと寒さ対策
ここまで防水性について記載してきましたが、実は防水性と防風などの寒さ対策というのはある程度比例してきます。
というのも防水ということで外気との接触も少ないわけで、防水性が高いと防風性も高いとなるからです。
また防風という意味では布よりもナイロンのような繊維のほうが効果があるはずです。
防風とともにグリップの温度を高めるという意味でグリップヒーターというものもありますが、詳しくはこのページで解説をしています。
季節とバイクのグローブの使い分け
当然ですがバイクでは季節によってもグローブを使い分けしなければいけません。
- 冬 ゴアテックス、ネオプレン
- 夏 グローブなし、あるいは通気性の良いグローブ
ただ夏でも雨でグローブに防水性が必要ということもあるのですが、通気性の良いメッシュ素材のものは浸水してきます。
そのためグローブカバーをつけるなどで対処していきます。
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