車検のあるバイクにフォグランプをつけていれば車検に通らないかもと考えてしまうこともあるかと思います。
車ではフォグランプは車検で問題となりませんが、バイクでは実際にフォグランプありでも通るのかどうかについて解説します。
バイクの車検でフォグランプは通らない?
バイクショップなどに車検で持ち込みするとフォグランプはダメというように言われてしまうこともあるかと思いますが、実際にはフォグランプありでも特に問題なく通ることも多いです。
フォグランプというのは道路運送車両法の保安基準第33条が適用されます。
前部霧灯という条文になるのですが、この条文でフォグランプの車検での基準といいますと
- フォグランプの色は白あるいは淡黄色
- 左右対称であること
- 高さはヘッドライトよりも低いこと
というところは絶対に守らないといけません。
片方しか点灯しないフォグランプは車検に通らない?
フォグランプというのは両方とも点灯しなければいけません。
車検時に片方しか点灯しないフォグランプになっていれば、このケースでは車検に通らないといって良いでしょう。
バイクにフォグランプは何個までつけても良いのか?
フォグランプは左右対称というルールがあるので3個など奇数では車検に通りません。
2個というのがベストですが、4個のフォグランプでも条件を満たすと通ることもあります。
4個のときにはハイ、ローのように同時点灯しないようにすれば車検には通ります。
ただ単純なスイッチによる切替えでは車検には通りません。
1回路で同時点灯しないような構造にしなければ車検には通らないこともあります。
純正のフォグランプと車検
まれに純正のフォグランプがはじめからついているバイクもあります。
このようなバイクでは車検で特に悩む必要もなく普通に通るはずです。
ただ左右とも点灯するかどうかなど点検すれば問題ありません。
HIDフォグランプは車検に通る?
フォグランプでも光量という観点からHID化などをしていれば気になる人は多いかもしれません。
厳密にフォグランプについて光量検査があるというよりも問題は色調となります。
上でもいいましたが白色などとしなければいけないので、HID化によって青っぽく見えるのであれば車検に通らないことも出てきます。
目安としては6000Kあたりまでであれば車検に通るものが多いはずです。
フォグランプをつけると違法?道路上での警察の扱いとは?
車検とともにフォグランプを後付することで法律的にどうなのかと気になることもあるかと思います。
この道路上での扱いもやはり保安基準第33条を根拠に考えます。
つまり上でも列挙しましたように色、高さ、点灯数などを守っていけば良いということです。
また原付でもフォグランプをつけたいという人もいますが、原付はこの保安基準第33条の適用となりません。
原付についてのフォグランプについては法律上の規定はないのですが、規定がなくても今まで捕まったというのは聞いていません。
たとえば新聞配達の原付バイクではフォグランプを後付しているものも多いのですが、捕まったというのは聞いていません。
ただ心配というときには原付のフォグランプについて近くの警察で照会するようにしておいてください。
<スポンサード リンク>