メーターの中でも燃料計だけ故障の症状が出てくることもあります。
燃料計の故障はいくつかの原因があるのですが、フロートというセンサーの故障も多いです。
今回はよくある燃料計の故障の症状とその対処法とを解説していきます。
バイクの燃料計は故障する?アナログでも故障?
燃料計の故障というのは比較的起こります。
主にタンク内のフロート(浮き)によるセンサーでガソリン残量を計測する装置ですが、このセンサーによる抵抗値を燃料計に送っているような構造になっています。
最もよくあるのはセンサー自体に汚れ、劣化などが起きて燃料計の値もおかしくなるのですが、あとは接触不良で燃料計が正常に表示されなくなるというようなことが起きます。
バイクというのは振動も自然にあるので、燃料計は比較的故障することがあるという認識で良いと思います。
これはデジタルでもアナログの燃料計にもいえることです。
ガソリンを満タンにしても燃料計が上限までいかない
燃料計の故障でしばしばある現象が、
- ガソリンを満タンにしても燃料計が満タンに到達しない
- ガソリンがかなり減っても燃料計が下限付近にまで到達しない
というものです。
この場合まず確認するのは燃料計以外のメーターが動くかどうかです。
他のメーター類も動かないのであればメーター自体の故障といえますが、そうではないときには燃料計でもフロートの故障である可能性が高いです。
フロートはガソリンタンクの中にあるのですが、このフロート(浮き)が正常に機能しなくなることはあります。
フロート自体の交換は工賃4000円ほどですので、手軽にバイクショップに交換の話を持っていっても良いでしょう。
燃料計が満タンのままずっと動かない
次にしばしばあるのが燃料計が満タンのまま走っても減らないという故障です。
この燃料計の故障もまず原因の特定から行います。
- エンジンを切って燃料計がゼロに戻るかどうかを見る
- 戻れば燃料計の故障
- 戻らないときにはメーター自体の故障で、メーター自体の交換が必要
というように切り分けます。
この燃料計の故障のケースでは配線の接触が原因となっていることもあるので、意外と工賃も安く済むこともあります。
燃料計が突然満タンになってしまうときが出る
上で説明しましたのは燃料計が満タンから動かないような現象ですが、これとは別にガソリンは満タンでないのになぜか突然燃料計だけ満タンになってしまうときもあるという現象も起きることがあります。
この現象の原因もいくつか考えられますが、最も多いのは
- センダゲージの接触不良
- 燃料計配線の断線
- カプラーの接触不良
といったものが多いです。
単純に汚れがたまっていて清掃すれば燃料計の動作が元に戻ることも多いです。
清掃自体は簡単ですが、自信がなければバイクショップでやってもらうと良いでしょう。
工賃も時間もさほどかからないはずです。
燃料計がかなり敏感に動くようになる
このケースはかなりまれといえますが、燃料計が突然非常に敏感に動くようになる現象もあります。
- 車体を傾ける
- アクセルを回す
- ブレーキを踏む
とちょっとした振動などでも燃料計が敏感に動くようになってしまう現象ですが、この原因もいくつか考えられます。
- その車種のメーターがもともと敏感な動作の仕様に設計されている
- 燃料計の故障
- センサーの故障
燃料計かセンサーかの故障で基本的には交換することで改善しますが、通常どちらか単独の故障であることが多いです。
どちらも交換しても良いのですが、原因を特定してくれて片方だけ交換してくれるショップに依頼すると安くなるでしょう。
燃料計が動かない!その原因とは?
燃料計が動かないときも多く、ときどき動くこともあるというような現象になることもあります。
このときにも上と同じような原因がありえるのですが、
- フロートの固着
- カプラーの接触不良
- 燃料計配線の断線
- メーターの故障
といったことが原因となっていることが多いです。
燃料計以外のメーター類が動けば、他の原因があるのでそこの清掃をしたり、パーツ交換をすれば元に戻ります。
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