バイクでも雨の日などに走っているとまれにハイドロプレーニング現象が起きることもあります。
かなり危険な現象ではありますが、そのときには事故リスクが最小限になるように運転操作をしていくようにしましょう。
ハイドロプレーニング現象とは?
ハイドロプレーニング現象というのはタイヤと道路の間に一定量以上の水が入ることで滑ることを意味します。
水たまりの中を走るようなときに起きることが多いのですが、速度も一定以上必要で、速度が増した状態でタイヤのグリップ力がなくなる状態を指します。
ハイドロプレーニング現象と速度
ハイドロプレーニング現象というのは速度とも関係するのですが、結論からいいますと最近の道路は水はけも昔よりも良くなっているのでそうは起きません。
ただ古い道路では水たまりができやすく、まだハイドロプレーニング現象を避けるために速度を一定程度までに抑えるということが必要となります。
- 新しい道路 時速100キロを超えると起きることもある
- 古い道路 時速80キロ前後から起きることもある
ということでタイヤの空気圧の影響もあって一概にはいえませんが、目安としてはこのような速度以上からといっても良いでしょう。
ハイドロプレーニング現象にあいやすいバイクとは?
車体の重量、タイヤによってもハイドロプレーニング現象の起こりやすさは変わってきます。
ハイドロプレーニング現象が起きにくいバイクとは
- タイヤが細い
- 重量が重い
このようなバイクとなってきます。
ハイドロプレーニング現象にあうとバイクの感覚が変わる?
ハイドロプレーニング現象にあうとバイクでは感覚が変わるのでおそらく感知できることが多いと思います。
- タイヤの滑るような感覚がする
- 加速感がなくなる
- ハイドロプレーニング現象が終わってタイヤが接地するときも接地の感覚がする
ということでハイドロプレーニング現象の最初と最後はある程度感じることが多いかと思います。
ハイドロプレーニング現象の前兆は?
雨の日に高速道路で速度が出ているとハンドルがガタガタしてくることもあるかもしれませんが、これはハイドロプレーニング現象の前兆ではありません。
おそらく前兆もなくいきなり車体が浮くように感じることが多いのですが、ハンドルやブレーキ操作を受け付けないような感覚となるはずです。
ハイドロプレーニング現象にあうとバイクはどう運転するのが安全?
実際に高速道路では速度の関係でハイドロプレーニング現象にあいやすいわけですが、ハイドロプレーニング現象にあうとかなり焦ることが多いです。
しかし雨の日の高速道路ではハイドロプレーニング現象もありえるとある程度覚悟して走ることが必要ですし、
- ハイドロプレーニング現象にあえばアクセルをふかさない
- むしろアクセルをゆっくりと戻すようにして減速させていく
- 車体を傾けないように運転する
- 急ブレーキ、急アクセルはしない
というのが転倒や事故を防ぐ方法となります。
ゆっくりとアクセルを戻すことで減速させていき、速度が落ちればタイヤは接地するので落ち着いて対処するようにしてください。
ハイドロプレーニング現象とゲリラ豪雨
上のようにハイドロプレーニング現象の大半は高速に乗らない、雨の日の運転を避けるということで問題ないわけですが、最近の天気でよくあるのが
- 異常な夕立
- ゲリラ豪雨
です。
私も何度か経験がありますが、夏に晴れた状態でツーリングに行き、予報もなく突然高速で豪雨にあうということもあります。
このようなときが不意のハイドロプレーニング現象にあいやすいときといえます。
高速に乗るようなときは豪雨があれば少し休むというようにしたほうが良いといえます。
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