インジェクション車でマフラー交換をするとセッティングをしなければいけないというような話を聞いたことのある人は多いかもしれません。

しかしインジェクション車ではある程度は自動調整をしてくれるというところも魅力の1つですが、マフラー交換のケースごとに分けて今回はセッティングの必要性について解説をしたいと思います。

 

インジェクション車とマフラー交換

 

結論からいいますとマフラー交換だけであればメインコンピューターが補正するのでそのままでも問題ないということが多いです。

実際にマフラー交換後も何のセッティングや調整もしないで走るという人が大半だといえます。

 

インジェクション車の空燃比の補正能力はどの程度?

 

マフラー交換は車検対応のものにすれば大抵問題は出ないのですが、インジェクション車の空燃比の補正能力はどの程度想定されて設計されているのかということは気になるかと思います。

インジェクション車では空燃比の補正能力がまず備え付けられているのですが、その主な目的というのは気圧、気温、エアエレメントの汚れによる空気流入量の変化に対応するためです。

メーカーの姿勢としては車外マフラーへの交換までは補正能力は想定されていないという立場になります。

メーカーとしては公式にはそれ以上責任問題もあっていえないわけですが、実際には車検対応のマフラーであれば特に調整もしないでも問題も起きないことが多いです。

 

インジェクション車のマフラー交換と調整方法

 

上のようにマフラー交換後も特に何も調整しないということが多いのですが、調整するとすればいくつかの方法があります。

ただ調整方法によってはかなり高額となってしまうこともあって、個人的に安くてやりやすい方法について紹介しますと

 

  • サブコンピューターを取り付ける
  • マップで補正値を変更する

 

このようなものになります。

サブコンピューターでやるので自分でもできる人も多いでしょうし、ショップに依頼しても良いでしょう。

ただショップによっては断ってくるところもあるので、そのときには別のより詳しいところに依頼に出すほうが良いでしょう。

 

インジェクション車のマフラー交換とエアクリーナー交換

 

マフラー交換とともにエアクリーナーの交換もすると問題が出ることもあります。

効率の良いエアクリーナーにすれば問題はより出やすいといえます。

 

インジェクション車と社外品のマフラーへの交換

 

マフラー交換でも社外品にするということもあります。

この場合でもインジェクションの調整範囲内であれば特に問題も出ないです。

アフターファイヤーが出る心配をする人もいるのですが、社外品であればマフラー次第といえます。

ただつけてみないとわからないところもあって、そこが難しいところではないでしょうか?

 

抜けの良いマフラーに交換すればインジェクションエンジンは破損する?

 

マフラーでも抜けの良いものにするとインジェクション車は故障リスクが高くなるというような話も聞くこともあるかもしれません。

ただよほどのマフラーでないとそのようなエンジンの破損は起きません。

特に車検の適合基準を満たすようなマフラーであればやはり調整不要でそのまま走れるタイプのものが多いと思います。

 

インジェクション車のマフラー交換は自分でしないほうが良いのか?

 

上のように特にインジェクション車ということでマフラー交換が難しいというわけでもありません。

問題が出やすくなったりということもないのですが、なぜかキャブレター車よりもマフラー交換が難しいとイメージされていることが多いのです。

レースマフラーへの交換はたしかに調整しなければパワーが出ないので難しいかもしれませんが、車検対応のマフラーへの交換であれば普通に交換してそれで終わりです。

その後も特に問題が出ないことも多いはずですが、吸気系の性能がときに低下してしまうこともあるのですが、その調整ができないというような人もいて難しいといわれるのかもしれません。

吸気系の性能低下が出ていても気づかない人も多いのですが、マフラーの性能を完全に活かすとなるとやはり細かい調整はしたほうが良いといえます。

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