バイクではタイヤの端のほうの使えていない箇所をアマリングといいます。
アマリングではその消し方などよく話題になるこがいくつかありますが、今回はアマリングについてまとめて解説したいと思います。
アマリングとは?タイヤのアマリング箇所を特定する方法
アマリングとはタイヤの両端の使えていない箇所ですが、その見分け方としては
- タイヤに水をかけてみる
- 水をはじいて濡れない箇所がアマリングの箇所
というようになります。
路面と設置していれば水をあまりはじきませんので、水の動向でアマリングの箇所はある程度判断できます。
アマリングが残るのはライダーの能力が低い?
人によってはアマリングが残るのがとても気になるし、恥ずかしいというような人もいるかもしれません。
しかし一般の公道を走っていればそう車体を傾けることもないので、まずアマリングはのこるものです。
フロント、リアともにアマリングは残るのが普通ですので、ライティング能力とは関係ありません。
アマリングは8の字走行で消える?
アマリングを8の字走行で消すという人もいますが、8の字走行ではなかなかアマリングは消えないと思います。
そこまで車体を傾けられないというのがその原因です。
アマリングとフロント、リアタイヤ
アマリングについてフロントタイヤ、リアタイヤの残り具合を確認すれば、どちらかのタイヤのアマリングだけ多く残っているという人は多いかと思います。
一般的にはリアのほうがアマリングは少ないということが多いと思います。
- フロントタイヤはコーナーの入り口で車体を傾けることでアマリングが減る
- ただしフロントのアマリングは残って当然であり、フロントのアマリングを消そうとすれば事故につながる危険性が高い
というようにいえます。
アマリングの消し方
アマリングは残って当然ですが、8の字走行などをしてもそう消せるものでもありませんし、事故につながることもあります。
基本的にアマリングは消そうとしないほうが良いわけですが、どうしても消したいときにはサーキットに行くと良いでしょう。
両端もきれいになっているバイクがかなり多いです。
ただしサーキットでも端のアマリングは少しは残るものです。
他には皮むきをするという方法もありますが、安全に皮むきをするようにしてください。
皮むきの方法については上のページで解説しています。
サーキットとアマリングが消える走り方
バイクというのはその機能的な観点からしますと、バンクしたから曲がるのではありません。
むしろバンクさせた結果、フロントタイヤが切れ込んでくるので、その舵角で結果として曲がるということになります。
舵角というのは最大バイクの傾きが45度のときといえますが、それ以上車体を傾かせれば舵角は小さくなりかえって旋回力は落ちてしまいます。
サーキットなどでは車体をそれ以上に傾けるわけですが、スピードが公道よりはるかに速いからです。
旋回中のスピードが速いためにバイクにかかる強烈な遠心力に対抗するという意味でタイヤの端がすり減るような走り方をするわけです。
アマリングへの正しい考え方
アマリングが残っていると恥ずかしいというように言う人も今でもいるかもしれません。
しかし公道を普通に走っていればアマリングは残るものですし、むしろアマリングが残っていれば恥ずかしいという考え方こそが恥ずかしいといって良いと思います。
特にフロントのアマリングは完全になくなるような走り方を公道ですればかなり高い確率で転倒や事故につながるでしょう。
アマリングを無理に消そうとして車体を傾けて亡くなったライダーも過去にいるので無理に消そうとしないようにしていきましょう。
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