バイクのヒューズボックスを開ければアンペア数がいくつか分布してヒューズが設置されていることに気づきます。
- 10アンペア 3つ
- 20アンペア 1つ
などというような感じですが、アンペアとヒューズの設置や変更でいくつかよくある疑問点が存在します。
今回はアンペア数に絞ってバイクのヒューズについて解説をしたいと思います。
10アンペアのヒューズが切れたときに何アンペアのヒューズにするべき?
たとえばよくあるのは
- 10アンペアのヒューズが切れた
- 自宅に20アンペアのヒューズしかない
- 20アンペアのヒューズで代用できるか心配
というケースです。
結論からいいますとこのようなときには元と同じ10アンペアのヒューズにするべきとなります。
原理的には10アンペアのヒューズが切れたときには、それ以上の電流が流れてヒューズが切れたとなります。
もし次回は20アンペアのヒューズにしたとすれば、次回はヒューズが切れないでもともと制限をかけている10アンペア以上の電流がバイクの各種機器に流れることになります。
そのため想定以上の電流によって致命的な支障をきたすようになることもあります。
そのためメーカー指定のアンペア数のヒューズにまたするべきというようになります。
ヘッドライトなどをLED化すればヒューズが切れる?
ヘッドライトなどをLED化するということもありますが、そのタイミングでバイクのヒューズが切れるということもあります。
このときにはLED化が原因ではないかと考えてしまいますが、実際にLED化したことでヒューズが切れるということでなく、両者に直接的な関係性はないといって良いです。
つまりヒューズが切れたということについて他に原因があるということです。
考えられるのは
- バイクのどこかの配線の皮膜が破れたり劣化している
- その状態から走行中の振動によってショートしたり、スパークした
ということではないかと思います。
ハンドルを切って動く配線の箇所や、サスペンションの伸縮によってやはり動く配線の箇所は最も疑わしい配線切れの箇所といえます。
バイクのヒューズボックスから電源取り出しはしてはいけない?
よくプロはヒューズボックスから電源を取らないという話を聞いたことのある人もいるかと思いますが、実際には電源は取れますし、取っても特に問題が起きないことも多いです。
このようにヒューズボックスから電源を取ってはいけないといわれる理由としては
- メーカーが勧める方法ではないのでトラブルが起きても保証外になる
- ヒューズというのは本来過電流の防止をするパーツであり電源用ではないため
というようなところが理由だといえます。
たとえばバイクのETCの電源などをヒューズボックスから取っても良いですし、特に問題のないことのほうが多いはずです。
まれにETCなどのためにヒューズから電源を取った後にヒューズが切れたというときにはETC以外に理由や原因があることのほうが多いといえます。
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