バイクにはヒューズという部品があり、これによって過剰な電流が流れたときに回路を遮断するようになっています。

ただヒューズというのも切れてしまうこともあり、バイクの電気系にトラブルが起きればまず点検するべきは今回のヒューズとなります。

 

バイクのヒューズの役割

 

自宅にいるときに電気を使いすぎてブレーカーが飛ぶという経験のある人は多いかもしれません。

バイクにおけるヒューズもこのブレーカーと同じ役割を果たします。

 

  • セル
  • メーカー
  • ランプ

 

などバイクでは電気を使用するパーツが多いのですが、過剰電流が流れたときにヒューズが作用しなければこれらのパーツに致命的な障害が及ぶようになります。

ただしブレーカーは戻せばまた復活しますが、バイクのヒューズは一度切れれば交換しなければいけません。

 

バイクのヒューズの切れる原因とは?

 

上のように主にヒューズというのは過剰な電流によって切れるわけですが、さらに詳しくいいますと

 

  • バイクのどこかの配線の皮膜が破れたり劣化してくる
  • その状態で振動によってショートしたり、スパークする

 

というのが特によくあるヒューズ切れの問題です。

ではバイクの配線のどこが劣化しているのかを特定する方法ですが、

 

  • ハンドルを切ったときに動きやすい配線の箇所
  • サスペンションの伸縮によって動く配線の箇所

 

というのがよくある劣化の起きやすい箇所となります。

どこかのランプなどでのみ支障が起きていればその配線を中心に劣化を調べていくという方法もありますが、症状を特定できないと数ある配線の中の劣化した箇所を見つけるのは時間がかかります。

 

バイクのヒューズの交換方法

 

ヒューズの交換というと何か難しそうな感じもしますが、10~20分でヒューズが切れていないかも点検できますし、交換もできる意外と簡単な作業といえます。

 

  • フロントシートを外す
  • ヒューズボックスのカバーを開ける
  • 切れているなど障害の出ているヒューズを指で引き抜き点検する

 

切れていれば新しいヒューズと交換します。

どれが切れたりしているのかわからないかもしれませんが、ヒューズボックスのフタによくそれぞれのヒューズの役割の説明が表記されています。

それによってどのヒューズに問題が出ているのかを特定します。

またヒューズというのは金属の線が通常はつながっているのが見えます。

ヒューズが切れていればこの線が切れているのが目でも見えるので、目視でヒューズに問題があるのかを確認することもできます。

 

スクーターでのヒューズボックスの位置

 

スクーターのヒューズボックスはよくシート下などに設置されていることが多いと思います。

スクーターでもヒューズボックスをシート下などで特定できれば、あとのヒューズ交換方法は上でのものと共通です。

 

ヒューズ購入時の注意点

 

最近のバイクのヒューズではその多くで平たい鍵のような形をしたものが採用されていると思います。

ただしヒューズを購入するときにはヒューズのサイズがしっかりと合うものを買うことがポイントです。

同じような形でもサイズの違うヒューズもあり入らないこともあります。

 

バイクのヒューズ交換の工賃相場はどの程度?

 

ヒューズ交換は慣れればそう大変でも難しい作業でもありませんし、手も汚れません。

しかし面倒だし、自分でやるのは嫌というときにはバイクショップに行くとすぐにヒューズ交換はしてもらえます。

工賃としては2000円程度までのことが多いので、おかしいと思えば電気系の点検も合わせてしてもらうと良いでしょう。

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