初心者マークといえば車のイメージが強いのですが、実はバイクにも存在しますし、また実際に街中でつけている人もときどき見かけることがあります。
恥ずかしいと思ってしまうこともあるかもしれませんが、特にバイクの運転にまだ自信のない人ほど命を守り安全のためにも初心者マークをつけていくと良いでしょう。
バイクに初心者マークは違法?
車よりも初心者マークをつけているバイクを見かけないので、初心者マークをつけること自体が違法ではないかとイメージする人もいるのですが、そのようなこともありません。
私もショップをしていて初心者マークをつけている人は何人も知っていますが、警察に止められたというような話自体も聞いたことがありません。
バイクに初心者マークをつける人が少ない理由とは?
ではバイクに初心者マークをつける人が少ないのはなぜでしょうか?
列挙していきますと
- 車のように法律的に初心者マークをつけることが義務化されていない
- 車よりも初心者マークをつけるスペースがない
- 風で飛ぶこともある
というようなところです。
バイクで初心者マークをつけるべき場所とは?
バイクで初心者マークをつける候補の場所はいくつかありますが、
- ヘルメット
- バイク後方の泥除けの箇所
などです。
主に車では前後から初心者マークを見えるように貼るようにするのですが、バイクでも前後の方向から初心者マークを見えるようにすると良いでしょう。
ただヘルメットの場合にはアクセサリーのようにイメージされやすいので意外と効果がないとされています。
そもそも初心者マークをバイクにつける効果はあるのか?
つける位置によってはギャグと思われてしまうバイクの初心者マークですが、効果はそれなりにあります。
- 車間距離を取ってくれやすい
- 多少ゆっくりと運転していても大目に見てくれやすい
- 追い抜きをされにくくなる
- あおられにくくなる
などというようなことがあります。
初心者マークとともに高齢ライダーではもみじマークをつける人も出てきていますが、初心者マークと同様にあおられにくいというような効果もあるようです。
初心者マークをつけるとかえってバイクは意地悪されやすい?
車でも変な幅寄せなどをしてくる意地悪な運転に遭遇することもあるかと思います。
初心者マークを貼っておくと一定程度このような意地悪な運転に遭うことも少なくなると思います。
初心者マークがなくても慣れていないバイクはわかる?
車からでも慣れていないバイクなのかもと初心者マークのないバイクを見ていて理解できることもあります。
- 発進
- 車線変更
などを見てわかることが多いのですが、AT限定の車などはクラッチ操作をまったく知らないので理解する可能性は低いです。
ただ遅いバイクということでイラつかせることもあるわけで、あまり車に運転を見られるだけで不慣れなバイクと理解されると思わないほうが良いでしょう。
そのようなときに初心者マークがあればAT限定でも理解できる可能性は高くなるでしょう。
二輪も初心者マークをつける法的義務がある?
たまにバイクも初心者マークをつける義務があるというように考えている人もいますが、結論からいいますとそうではありません。
道路交通法第171条の5
第84条第3項の普通自動車免許を受けた者で、当該普通自動車免許を受けていた期間が通算して1年に達しないものは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けないで普通自動車を運転してはならない。
この条文からわかりますように初心者マークの義務があるのは普通自動車です。
この普通自動車の区分には二輪、原付は含みませんので、初心者マークをつける義務はないということがわかります。
ただつけてはいけないという条文も法律ではないのでつけると罰則適用があるということもないというようになります。
バイク用の初心者マークはどこで売られているのか?
バイク用の初心者マークは車よりもサイズが小さいものになりますが、
- カー用品店
- バイク用品店
- ホームセンター
などにも置かれています。
100円ショップにもあることもありますが、マグネット式のほうが種類が多いです。
バイクであればシール式のほうが良いかもしれませんが、それでも上のような店を回るとそう苦労せずに見つけることができるでしょう。
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