バイクの立ちゴケでもオイル漏れを起こすこともあります。
オイル漏れではガソリンなのか、エンジンオイルなど他のものなのかによってすぐにエンジンをかけても良いのかは変わってきます。
まず漏れているオイルが何かを特定し、その後修理なども必要であれば行うようにしていきましょう。
立ちゴケでエンジンオイルは漏れる?
立ちゴケということであればそうエンジンオイルが漏れるということもありません。
ほとんどの場合はガソリンが漏れた状態ではないかと思います。
漏れたオイルの特定方法ですが、
- ガソリン 手で触るとサラサラする
- エンジンオイル 粘着性がある
というように感触が違うので手で触って特定するようにします。
またガソリンは臭いも強くすぐに嗅覚でも判断できると思います。
立ちゴケでエンジンオイルが漏れたときの対処法
まず実際にエンジンオイルが漏れているかどうかですが、エンジン付近にオイル漏れの跡などがないか確認します。
通常立ちゴケでのエンジンオイルの漏れということであればクランクケースからの漏れが出てくるはずです。
おそらく何も漏れ跡もないかと思いますが、ここにオイル漏れの跡があったはじめてエンジンオイルの漏れを疑えるようになります。
またエンジンオイルが実際に漏れていればエンジンはしばらくかけないほうが良いです。
エンジンに故障が出ていることもあるからです。
そのためバイクショップに連絡をして、ロードサービスを利用するなどして店で整備してもらうようにします。
立ちゴケとエンジンオイルの減少
立ちゴケ後にエンジンオイルが減っているというように気づくこともあります。
ただこの場合も漏れたオイルがエンジンオイルと断定はできません。
わかりやすくいいますとエンジンオイルというのは循環しているので停車しているとエンジンオイルが減ったように見えることもあるのです。
そのため停車中だけでなくエンジンをかけてしばらく走った後のエンジンが暖まったときにもオイルの量をチェックしなければいけません。
本当にエンジンオイルが漏れていなければ、量が戻っていることを確認できるはずです。
立ちゴケでガソリン漏れが起きる場所
またガソリンの漏れであればキャブレターから漏れるようになります。
転倒時にオーバーフローなどで漏れたということが多いので、上のエンジン付近かキャブレターなのかによって漏れたオイルの特定もある程度行えます。
インジェクション車と立ちゴケによるオイル漏れ
インジェクション車でオイル漏れが起きると心配する人も多いのですが、漏れてくるものとしては
- ラジエターの水分
- 冷却水
- ガソリン
インジェクション車でも通常立ちゴケで漏れてくるのはガソリンや水のことが多いです。
インジェクション車であればガソリンの漏れは起きないと考えている人も多いのですが、そうでもありません。
燃料タンクにも空気を通す穴もあるので、そこからガソリンが漏れることもあるのです。
そのためインジェクション車でオイル漏れが起きればガソリン以外のものが漏れてしまって、結構致命的ということもいえないのです。
エンジンオイルやブレーキフルードが漏れる可能性はかなり低いといって良いです。
水冷式であれば水温を確認し、異常がなければ問題ないことが多いです。
立ちゴケ後のオイル漏れの推移も確認しておこう
立ちゴケした直後にオイル漏れ(たいていはガソリン漏れですが)が起きるのは仕方のないことです。
重要なことはその後もオイル漏れが起きるかどうかです。
1週間ほどしてもまだ駐車していてオイル漏れの跡が地面などに残るようであればパーツ破損が本格的に立ちゴケで起きてしまった可能性もあります。
この場合はすぐにショップでパーツ交換をしてオイル漏れを止めるようにしてください。
立ちゴケでオイル漏れ以外に注意するべきこととは?
通常停車して状態からの立ちゴケではそう衝撃もないので危険な部品破損などは起きません。
カウルなどに傷がついたりもするのですが、気にならない人はそのままで構いません。
あえてオイル漏れ以外で注意したいこととしては
- ウインカーの破損や点灯状態
- ペダルの曲がりや変形
- レバー類の変形
あと車種によってはハンドルの曲がり、フロントフォークの歪みが出ることもあるのですが、普通な立ちゴケでそこまでの衝撃は加わりません。
低速で直進し、ハンドルが不自然に取られないようであればハンドル、フロントフォークの歪みも出ていないといえます。
あとはペダル、レバーなどの変形があればショップに修理をしてもらえば良いでしょう。
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