バイクでブレーキをかけたときにあまりないような振動を感じるというようになることもあります。

ポンピングブレーキのように車体がカクカクするようになることもありますが、いくつか原因が考えられますので今回はまとめて紹介したいと思います。

 

ブレーキでの振動の原因① ディスクのゆがみ

 

まずよくあるのはディスクのゆがみです。

このディスクの変形があれば車体がカクカクするようになることもよくあります。

ジャッキでフロントタイヤを持ち上げてディスクのゆがみは簡単に点検できます。

 

ブレーキでの振動の原因② ステアリングステムの緩み

 

次に考えられるのがステアリングステムの緩みです。

ある程度の遊びは必要ではありますが、遊びが大きすぎればやはり車体がカクカクするようになることも出てきます。

 

ブレーキでの振動の原因③ ステムベアリングの故障

 

またステムベアリングの故障でも車体はカクカクするようになります。

ハンドルの引っかかりが出てくることもあるのですが、このステムベアリングの劣化が起きていることもあります。

低速だけでなく高速時でもハンドリングの不具合が出てくるのですが、5万キロ程度の走行距離があればこのステムベアリングが劣化している可能性もあります。

ステムベアリングの異常であれば駐車した状態でハンドルを前後に揺するだけでもおかしいかどうかはわかるようになっています。

 

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ブレーキでの振動の原因④ ブレーキパッドの摩耗

 

また意外とスルーしがちなのがブレーキパッドの摩耗です。

非常に基本的で単純ですが、このパッドの摩耗を見落とすことでもカクカクしてくることもあります。

他にブレーキパッドのいうのは摩耗していなくてもオイルが少しついていても車体がカクカクと振動してくる原因となることもあります。

この場合にはパッドを清掃すれば元に戻ることもあります。

 

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ブレーキでの振動の原因⑤ マスターシリンダーのピストンの磨耗

 

マスターシリンダーといった駆動系の問題でも車体がカクカクしてくることもあります。

ただこの場合、特定の速度でカクカクするわけでもありません。

そのためたとえば低速時だけ、高速時にだけカクカクするようであればマスターシリンダーの問題ではないといっても良いでしょう。

 

ブレーキでの振動の原因⑥ フォークのねじれ

 

よく中古車を購入したときにあるのですが、前所有者が転倒歴を隠していて、その転倒でフォークのねじれが出たときにもブレーキで振動を強く感じることもあります。

ローターがゆがんでいることもあるのでこれも目視でまず確認してみましょう。

またオイルシールの交換が必要なケースもあります。

 

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ブレーキでの振動の原因⑦ キャリパー

 

ブレーキキャリパーが正常でないときにもブレーキで強い振動が出ることもあります。

汚れ、変形、ゆがみいずれも異音や振動の原因となりますが、この場合にはキャリパーを清掃するだけで改善されることが多いです。

合わせてブレーキパッドの摩耗もチェックしておくようにしましょう。

 

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ブレーキ時の振動とパーツの相性

 

上のようにいくつか原因は考えられますが、もっと単純にパーツ同士の相性が良くないことで振動が出ることもあります。

最近パーツ交換したことがないか少し思い出してみてほしいと思います。

もしパーツ交換を近い時期にしているとすればそれがブレーキ時の振動の原因となっていることもあります。

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