中古バイクというのはブラックボックスといわれていますが、その理由の1つに事故歴がわかりにくい、またはショップの記載が信用できないというようなこともあります。
特にバイクのメンテナンスやカスタムをしていないと事故歴を見抜くことは難しいのですが、可能な限り中古バイクの事故歴を見分ける方法について今回は解説をしていきます。
中古バイクの事故歴は信用できる？
ショップに行くと事故歴なしなどと記載されていることもありますが、この事故歴の記載についてどこまで信用できるのかということは難しいといえます。
結論からいいますと中古バイクの事故歴はあまり信用しないほうが良いわけですが、事故歴を正確に書いているところとはまず信頼できるショップということです。
中古バイクについては購入時はもちろん、購入後も点検やメンテナンスなどで定期的に付き合いも出てきます。
今回の事故歴も含めて信頼できるところで中古バイクというのは絶対に購入するべきといって良いです。
中古バイクではその他にも走行距離なども重要な要素となってきますが、中古バイクで信用できるのは年式くらいかもしれません。
年式というのは客観的な情報が公開されていて、顧客側で調べる気持ちさえあればごかましがきかないからです。
中古バイクの事故歴と購入するべきバイク
上のように中古バイクというのは費用とも相談しなければいけませんが、基本的に信頼できるショップからでなければ購入は避けたほうが良いといえます。
個人売買ではさらにトラブルも多いわけで、購入時の優先順位としては
- 新車
- 試乗車
- 中古
というように考えていくと良いでしょう。
中古バイクというのは事故歴だけでなく走行距離も改ざんもありえますが、試乗車であれば1000キロほどしか走っていないバイクも多いので、どちらかといえば試乗車のほうが状態の良いものは多いといえます。
「え？バイクの試乗車購入は危険？安全な試乗車購入のポイントは？」
中古バイクの事故歴とその他のチェックするべきポイント
中古バイクの事故歴については単純に車体の傷だけをチェックするのも1つですが、修復によって非常に見にくくされていることもあります。
中古バイクの事故歴についてはそのため傷以外にもチェックポイントを解説しますと
- ハンドルストッパーの傷
- カウルとアッパーとのずれがないか？
- ハンドルのずれがないかどうか？
- マフラーに傷がないかどうか？
- フロントフォークのねじれがないかどうか？
- 前輪と後輪にねじれがないかどうか？
- ハンドルストッパーに押しがないかどうか？
このようなポイントでも事故歴のチェックをするようにします。
ハンドルストッパーの傷は非常に単純ですが、車体のゆがみやずれなどはかなり手を加えないと事故歴を隠すことはできていないバイクも多いはずです。
一般的にプロは事故歴についてハンドルや車体のゆがみをチェックして判断できます。
新車と中古車とを交互に触ったり、見たりして判別できるようになっていくのですが、あまりバイクに詳しくないとかなり大変だといえます。
マフラーの傷ですが、この修復や交換は意外と費用がかかってしまいます。
そのため事故歴があってもマフラーの転倒時などの傷は放置されていることが多いので、最も簡単な見分け方としてはマフラーの傷の有無によるともいえるでしょう。
可能であればバイクに詳しい人に一緒に見てもらうと良いと思います。
その他、中古バイクでは事故歴以外にチェックして欲しいこともあって
- ガソリンタンクの中に錆がないかどうか？
- エンジンをかけてみて異音などがしないか？
- 排気は変な臭いがするところはないか？
- 車体のゆがみがないか？（タイヤのゆがみは特にチェックする）
- メーター取替えの形跡がないかどうか？
- エンジンからマフラーまでパイプの焼け具合にムラがないかのチェックで荒い運転をされていないかの確認
このような項目もチェックすることで中古バイクでもなるべく状態の良いものを選択するようにできる確率を上げることができるようになります。
しかし中古は中古なので絶対ではありません。
長く乗りたいバイクほど新車にするようにしていきましょう。
中古バイクを買わないほうが良い人とは？
中古バイクは今回のように事故歴や転倒歴というのは確実に判断することはかなり難しいです。
運が悪いと購入してすぐに大きな修理費用がかかるということもあるので、無難にいくならば新車にするようにしてください。
また中古バイクでは通常保証も長くて半年ですので、初心者の人ほど新車をおすすめします。
点検、修理、パーツ交換というようにバイクは購入後にいろいろとショップとの付き合いが必要となってきます。
中古バイクでは故障リスクも高く、かつ保証も短いので実は上級者向けというようにいって良いのです。
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