長距離を走るツーリングをするようなときには給油が心配になります。

最近は道によってはスタンドがほとんどないようなところもあるので特にそのようなときにはガソリン携行缶が必須といえます。

ただガソリン携行缶はその容量や取付け方が問題となってきますが、今回はそのあたりについて解説したいと思います。

 

バイクでのガソリン携行缶の容量

 

ガソリン携行缶はホームセンターはバイク関係のショップにいくといくつか発売されていると思います。

まず問題となってくるのがガソリン容量でどれを選ぶと良いのかということですが、一般的には

 

  • 500cc
  • 1リットル
  • 2リットル
  • 20リットルあたりまで

 

というような区分けとなっているかと思います。

走行距離の目安としては車種、走る道の状態にもよりますが、

 

  • 500cc    約10キロ
  • 1リットル  約20キロ
  • 2リットル  約40キロ

 

などとなります。

かなり迷うかと思いますが、バイクではそこまで大きく重いガソリン携行缶を積めないですし、積んでも非現実的ですので500ccか1リットルを積む人が多いはずです。

2リットルのガソリン携行缶は店頭で見てもらうとわかりますが、かなり大きいので積める車種のバイク限定といって良いかもしれません。

私のおすすめは1リットルの容量ですが、20キロほど走れればガソリンスタンドを探せば何とか間に合うことが多いかと思います。

 

ガソリン携行缶とバイクでの正しい走り方

 

ツーリングのときには道の状態を含めてガソリンスタンドの数も先まで頭に入れておくべき時代となります。

道の感じからスタンドがなさそうに思えば

 

  • あまりガソリンが減っていなくても少しでも手前のスタンドで給油していく
  • ガソリンが少ない状態でスタンドがなさそうな道に入らずに街中にルートを変える

 

というようにしなければいけません。

 

ガソリン携行缶自体に給油する方法

 

通常ガソリン携行缶自体への給与もスタンドに依頼すればしてくれます。

ただ一部のスタンドでは車体はともかくとして、なぜかガソリン携行缶への給油を断ってくることもあります。

だからといってセルフスタンドなどでもライダー自身が携行缶に給油するのは違法となってしまうので注意してください。

 

バイクでのガソリン携行缶の取付け方

 

バイクではガソリン携行缶をつけるのにパーツで装着していくわけですが、

 

  • ターンバックルバンド
  • ガソリン携行缶ホルダー

 

などで装着する人が多いと思います。

ターンバックルバンドはステーで固定する方法をとる人も多いです。

 

ガソリン携行缶をサイドバッグに入れれば危険?

 

ガソリン携行缶は特にターンバックルバンドなどで固定しなくても良いことが多いです。

ただしガソリンなので爆発などをさせないように

 

  • 携行缶の蓋は仮にガソリンが入っていなくても必ずしっかりと閉めること
  • 定期的に蓋を開けて内部の圧力を抜くこと
  • 直射日光に当たらないようにすること
  • 長時間バイクに入れることは避けること

 

は守るようにしてください。

携行缶の内部が錆びてしまって、そこに入れたガソリンを使えばエンジンの劣化につながりますので注意しましょう。

あとは転倒時などにサイドバッグのガソリン携行缶にダメージや衝撃が加わるのも良くありません。

クッションをつけるのも良いのですが、それとともに転倒をできるだけしないような安全走行も最大の安全対策となってきます。

 

ガソリン携行缶をメット収納スペースに保管しても良い?

 

バイクのサイドへの取付け、保管以外にメット収納スペースに入れて保管するということもありますが、あまり良い方法ではありません。

メット収納スペースはバイクのサイドよりも特に夏は高温になりやすいのですが、ガソリン携行缶を入れるのはかなり危険な行為といえます。

バイクが燃えることもあれば、ライダー自身に火がつくこともあるので特にメット収納スペースに長時間入れるのはやめたほうが良いといえます。

 

ガソリン携行缶と安全性のまとめ

 

上のようにガソリン携行缶というのは一見便利ではありますが、転倒時や高温になりがちな夏ではかなり危険性も高まるといえます。

スタンドの相当ない地域にツーリングにいくという場合には仕方がないとしても、それ以外であれば

 

  • 給油スタンドを確認する
  • できるだけスタンドがないような道には入らない

 

というような方法で携行缶がなくても問題のない走り方をするべきといえます。

スタンドの場所はスマホでも確認できる時代ですので、携行缶によってバイクや自身の体に火のリスクが及ばないようにしていきましょう。

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