マフラー交換について性能アップを狙って行う人も多いのですが、交換後に思わぬデメリットが出てくることも少なくありません。

ある意味でマフラー交換というのはメリットを受ける条件が必要で、その条件を満たさないとデメリットを受けるというような仕組みになっているからといえます。

今回はマフラー交換後のデメリットについて解説をしますが、特に今からマフラー交換をしようという人に目を通しておいて欲しい内容となります。

 

マフラー交換のデメリット

 

マフラー交換について冒頭でも少し紹介しましたが、メリットを狙って行う人が多いです。

主なマフラー交換で期待されるメリットというのは

 

  • 軽量化
  • 排気効率の向上
  • 出力の向上

 

バイクのマフラー交換のメリットとは?メリットのある条件も解説

 

となります。

しかし上のページでも紹介していますが、これらのメリットを受けるには

 

  • マフラー交換をする
  • セッティング調整もする
  • 吸気量も上げる

 

といった条件も必要とすることがかなり多いです。

つまりただ高性能なマフラーに物理的に交換しても性能アップどころか、かえって性能が下がるようなこともあるということです。

対してマフラー交換のデメリットにはどのようなものがるのかということですが、

 

  • 社外マフラーは排気音が大きくなることが多い
  • 抜けが良いマフラーにすると低速走行がスカスカになることもある
  • 調整までしっかりとすると車体費用とそう変わらないほどの費用となることもある

 

といったところです。

排気音が大きくなると車検に通らないこともよくありますし、車検義務のないバイクでも公道で捕まることも出てくるでしょう。

 

マフラー交換のデメリットと車検

 

車検については保安基準で合格、不合格を判定されますが、結論からいいますと保安基準における排気音については年々厳しくなっています。

 

バイク騒音規制!年代ごとdb規制値を解説

 

詳しくはこのページで解説していますが、デシベルといった単位について保安基準を下回る音量でないといけないとされます。

社外マフラーだとこの保安基準の数値を超えていることもよくあります。

車検で社外マフラーはどのように判断されるのかについてですが、流れを説明しますと

 

  • 社外マフラーであることを検査官が確認する
  • 排気音を簡単に確認する
  • 明らかに保安基準を超えていれば機械判定をされる

 

というような流れになります。

つまりだいたい保安基準以下であると感じさせる状態であれば機械判定までいかないわけですが、社外マフラーにすればこの排気音の問題のクリアというのは大きなデメリットの1つといっても良いでしょう。

 

マフラー交換と長距離運転でのデメリット

 

バイクで長距離走行をするというようなケースではあればバイクから出る音というのは疲労度と深く関係してきます。

そのため社外マフラーにして排気音が大きくなれば疲労度が大きくなることも多いです。

他にも高速での風切り音、他の車両の排気音やエンジン音など疲労させるものはたくさんあるので、長距離走行をよく行うときには純正マフラーなど静かなものをおすすめします。

 

マフラー交換と耐久性のデメリット

 

社外マフラーに交換すると調整といった面倒も出てくることもありますが、単純に耐久性が悪くなるということもあります。

つまり社外マフラーでは長持ちしないものもあるということですが、マフラーというのはそれなりに傷がついたり、劣化してくるものでもあります。

耐久性を考えればやはり純正マフラーのほうが無難といえるでしょう。

 

マフラー交換の下取り時のデメリットとは?

 

いずれバイクを手放すというときもくるかもしれませんが、マフラーについて社外マフラーに交換していると下取り時の査定価格が下がる傾向があります。

知識のある人であれば

 

  • 純正マフラーを取っておく
  • その上で社外マフラーに交換する
  • 下取り時に純正マフラーに戻す

 

というような対策をとっている人もいます。

査定時の価格を気にしないのであれば良いのですが、バイクを手放す段階でもデメリットがあるというようにいえます。

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