マスターシリンダーカバーの交換をしなければいけないようなこともあります。
ただこのカバーを変更するような機会もそうないので意外と疑問に思うこともあるのですが、今回はよく質問される点についてまとめて解説したいと思います。
マスターシリンダーカバーの交換方法
バイクのパーツ交換といえば交換前に清掃したり、パーツクリーナーやグリスアップなどをしなければいけないこともあるのですが、マスターシリンダーカバーというのは普通に新しいものに交換するだけです。
つまり
- 古いマスターシリンダーカバーを外す
- 新しいマスターシリンダーカバーをつける
とこの作業だけで問題ありません。
古いカバーを外すときに中にあるフルードが勝手に漏れてくるのではと考える人もいるのですが、基本的には漏れてくることはありません。
ただし交換時は車体をなるべくまっすぐにして作業をしたほうが良いでしょう。
ただ1つ注意点としては中のオイルであるブレーキフルードは吸湿性が高いので、あまり雨の日にカバー交換の作業はしないほうが良いということです。
できれば前日も晴れであったというような晴れの日にカバー交換はするようにしてください。
マスターシリンダーのカバーは単品で購入できる?
マスターシリンダーのカバーについてですが、
- カバー単品で購入できるのか?
- シリンダーとセット販売になっている?
のどちらになっているのかというのもしばしば受ける質問ですが、結論からいいますと単品で購入できるものが多いです。
ただし廃盤になっているものもあるので、そのときにはセット販売のものを買うしかないこともあります。
マスターシリンダーカバーの締め付けが緩いとオイル漏れが起きる?
まずカバーの締め付けミスなどで漏れるのはブレーキフルードです。
漏れてもすぐにブレーキフルードを補充すれば機能的には問題ありませんが、1つ問題があるとすればそのフルードの漏れによってその該当箇所の塗装を痛めてしまうこともあるということです。
もしブレーキフルードが漏れてしまったときには、すぐに水で流して拭くようにしましょう。
フルードの性質上は水によって中和化されるので、その後は塗装に問題が出ることもなくなります。
マスターシリンダーのカバー交換後にブレーキの効き具合がおかしい
マスターシリンダーのカバーを変えた後にブレーキの効きが良くないように感じるときにはエア噛みをしている可能性もあります。
単純なカバーの交換ではありますが、もしこのような症状が出ていれば危ないのでエア抜きをしましょう。
このページのほうでもマスターシリンダーのエア抜きについては解説していますので参考にしてみてください。
またどうしても自分でエア抜きがうまくできないときにはブレーキ回りの重要な箇所なのですぐにショップに行くようにしましょう。
エア抜きの工賃もそれほど高くならないはずです。
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