バイクの中でも特に汚れやすく、しかも汚れを取りにくいのがホイールです。

洗車をよくする人でもホイールの頑固な汚れには苦労する人も多いかもしれません。

今回はライダーを悩ませるホイールの汚れをどのようにすれば比較的簡単に洗浄できるのかについて紹介したいと思います。

 

ホイールの汚れの原因とは?

 

一口にホイールの汚れといっても原因がいくつかあります。

 

  • 泥や土
  • グリスなどの油汚れ

 

それぞれ汚れの種類によって効果のある洗剤も変わるのもやっかいなところです。

油汚れにはパーツクリーナーや台所洗剤などの中性洗剤がおすすめです。

泥などについても中性洗剤も効果があります。

 

ホイールの洗浄と塗装へのダメージ

 

ホイール塗装ではいくつかの洗浄方法がありますが、ホイールの塗装にダメージを与えてしまうものもありますので注意して欲しいところです。

もともと飛び石などでホイールの塗装ははがれやすいといえますが、塗装剥がしと再塗装も手間やお金もかかってしまうからです。

 

  • ガソリン、灯油を使ったホイール洗浄は塗装を痛めることもある
  • 車用のホイールクリーナーも強いものは塗装が変色してしまうものもある
  • CRCやパーツクリーナーもタイヤにつかないように洗浄すること
  • アルミホイールも材質的に洗浄剤には注意すること
  • マジックリンもアルカリ性なので洗浄後は綺麗に流すことに注意する

 

よくあるようなホイールの洗浄方法の注意点です。

もし検討している洗浄方法がありましたら注意して行って欲しいと思います。

 

おすすめのホイール洗浄の方法

 

ホイールの塗装へのダメージと聞いて意外と大変と感じる人も多いかもしれませんが、最も安全な洗浄方法であれば水拭きすることになります。

それでも取れない汚れがあるときには中性洗剤を使うのがまずおすすめです。

メガネの洗浄にも使えるほど攻撃性のない洗剤なのでホイールであればまず問題は起きません。

中性洗剤は台所洗剤に多いので、それを流用するとして具体的な洗浄方法ですが、

 

  • 中性洗剤を薄めたものをウエスなどに浸みこませて拭いて洗浄する
  • それでも汚れが落ちない箇所はやわらない歯ブラシで軽くこする
  • まだ落ちない汚れがあれば濃い目(あるいは原液)の中性洗剤をつけて歯ブラシでこする

 

というように段階的に行うと良いでしょう。

ちなみに中性洗剤であればタイヤなどについても攻撃性もないので安心できます。

ただホイールに中性洗剤が残らないようにして洗浄後は水でしっかりと流すようにだけ注意してください。

スポークホイールであれば1本1本ウエスで拭くことが必要となりますので根気はいりますが、丁寧に拭いていくと良いでしょう。

 

ホイール洗浄を楽にする方法とは?

 

ホイールの洗浄が毎回大変というときにはワックスを塗っておくと汚れがつきにくくできます。

アマゾンなどでもいくつか買えますが、バイク用品店でもいくつか種類はあるはずです。

ホイールへのワックスの効果としては

 

  • ホイールの光沢がやや復活する
  • ホイールの汚れやブレーキダストの固着を防げる

 

というようなものになります。

ワックス自体は4000円前後するものもあって値段は少しするのですが、長く使えるので実はそう高くもありません。

ただワックスはタイヤには絶対につけないようにしてください。

スリップの重大な原因となることもあります。

 

ホイール洗浄をしても表面のブツブツが取れない

 

ホイール洗浄をしても表面に出てくるブツブツが取れないということも出てくるかと思います。

このブツブツは汚れでなく錆の出始めであることも多いので、洗浄では取れません。

ある程度諦めも必要ですが、その後ひどくなってくれば塗装剥がしと再塗装をするときなどに錆も一緒に落とすことも検討していくと良いでしょう。

メッキホイールだと下手に錆を取るとメッキもおかしくなりますので、再塗装などのときに一気に錆処理までするほうが良いでしょう。

 

ホイール洗浄用のタオルの汚れが落ちない

 

ホイール洗浄用にタオル、ウエスを使うと数回で真っ黒になるということも少なくありません。

こうなるとタオルなどは洗っても綺麗になりませんので、使い捨てのほうが良いと思います。

バイク用のタオル、ウエスはホイールに限らずに汚れればある程度は使い捨てというように考えていきましょう。

<スポンサード リンク>