今までの講習をすべて晴れの日に行えてきたのに、予約した卒検の日がどうも雨予報というときもあるかと思います。

急制動では止まる距離が伸びそうで落ちる確率が高くなりそうな気もするわけですが、卒検が雨予報であれば予約をキャンセルするべきでしょうか?

 

雨だと卒検の急制動で止まる距離は伸びる?

 

卒検での急制動は時速40キロほどとなります。

一般道でいえば小道を走る程度のゆっくりとした速度といっても良いのですが、仮に雨で路面が濡れていても急制動の距離はさほど伸びるものでもありません。

また数メートルは伸びるわけですが、教習所もよくわかっていて雨の日の急制動の基準を緩和してくれるようになっています。

つまり晴れの日と同じように急制動の操作をして、やや制動距離が伸びた(3メートル程度)としても路面が濡れていることを勘案してくれるので特に問題なく合格にしてくれるというわけです。

急制動では距離よりもむしろ転倒しないように注意するべきといえるでしょう。

 

雨の日の急制動のコツ

 

雨の日は制動距離が3メートルほど長く見てくれるのである意味楽といえば楽ですが、急制動を雨の日に合格するコツとしては下のような感じになります。

 

  • ブレーキ開始位置までアクセルを開けることは避ける
  • そのため最初からアクセルをいつもよりも開け気味にして速度の頂点を手前に持ってくる
  • あとはアクセルを素早く戻してエンジンブレーキで減速し、ブレーキ位置に来るとブレーキ操作だけすれば良い状態に持っておく

 

つまり速度を出し、減速しておくというのを早めにしておくということです。

速度を出すのが遅くなるとかえって操作が遅くなって制動距離が伸びてしまうというようになるので雨の日は特に良くありません。

 

雨の卒検とスラロームでの焦り

 

雨ではスラロームも視界の悪さなどから焦りを生むこともあります。

焦りポールに当ててしまったりすれば一発で失格となってしまいますので、多少時間がいつもよりもかかっても良いので確実に乗り切ることに意識を集中させていきましょう。

 

雨の日の卒検と視界

 

雨の日の卒検となると視界が悪くなることです。

ヘルメットのシールドに雨が付着するので、水滴で視界が悪くなります。

かといってヘルメットを上げておくと目に雨が当たるのでやはり視界が良くなるとはいえません。

手でシールドの雨をよけてもすぐに雨が付着しますと曇りも出るので、雨がシールドについても我慢するのがベストです。

 

卒検の日が雨だと中止になる?どの程度の雨で中止の条件?

 

卒検が雨だと中止になるのではないかというように考える人もいるかもしれません。

ただ卒検は通常の雨であればそう中止になりません。

逆に中止になる天気としては

 

  • 雨が降り、雷も鳴っている
  • 台風
  • ゲリラ豪雨
  • 雪が降った

 

というような状況になってきます。

雨が降っても卒検はほぼ中止にならないというように考えておき、当日に向けて心構えをしっかりとするほうが良いといえるでしょう。

 

雨の日の卒検で特に注意したいこととは?

 

上のように視界が悪くなったり、また滑りやすいというデメリットもあるわけですが、雨の日には急制動などの合格基準が緩和されるといったメリットもあります。

雨の日に卒検が行われればどのような箇所に特に注意すれば合格になるでしょうか?

 

  • スラロームは特にアクセルの開閉をゆっくりめにすること
  • その他のときでも操作を晴れの日よりも優し目にすること

 

ということが重要となってきます。

 

雨の日の卒検はキャンセルするべき?

 

雨予報であれば卒検をキャンセルして別の日に変更したいということもあるかもしれません。

ただ休みの日がなかなか取れないときには卒検が1週間後になったりもするのでキャンセルすることで運転操作の感覚を失ってしまって、かえって合格率が下がってしまうこともあります。

雨の日の卒検をまとめますと

 

  • 急制動が苦手な人は距離が緩くなるのでかえって雨のほうが合格しやすい
  • その他のものについては雨でも特に合格率に影響しない

 

というのが実際のところです。

急制動が苦手な人はあえて雨の日に受験するほうが良いですし、運転間隔を失うことが嫌な人は特に雨の日を避けてキャンセルするほどでもないかと思います。

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