タイヤの皮むきという言葉を聞いたことのある人も多いかもしれません。

タイヤというのは販売時には劣化しないように硬化防止材や離型材がコーティングされています。

しかしこれらは基本的に油が主な成分ですので、しばらくは走行中にバイクが滑りやすくなっています。

だいたい100キロほど走行すれば自然とこの油成分は削られるので、後は問題なく走行できますが、それまでは慎重に運転するようにしなければいけません。

ただ今回のタイヤの皮むきをすることで、100キロなどの距離を走らない状態でも滑りにくくできるというようになります。

 

バイクのタイヤの皮むきは必要?しなくても良い?

 

結論からいいますとバイクのタイヤについて皮むきはしなくても良いです。

 

  • ショップによっては販売時にすでに皮むきをしてくれているところもある
  • もともと粘性のあるメーカーのタイヤもある
  • 無茶な走りをしなければ油分が付着していてもそう滑ることもない
  • フル加速、フルブレーキを避ける
  • 雨の日に特に注意しておけば十分

 

というようにいえるからです。

気になる人がやれば十分で、特殊な走りを最初からしないというときには面倒であれば特に時間をかけてまでやるほどの作業でもないといえます。

 

バイクのタイヤの皮むきでの洗剤は何が良いのか?

 

上でもいいましたように油分があるのでそれを取れれば良いです。

特に良い洗剤というのもありませんが、私のおすすめは台所洗剤です。

 

  • 塩素系
  • 揮発性

 

などあまり強いものはかえってタイヤを痛めるので、中性洗剤であることの多い台所洗剤で軽く磨いても十分に油分は取れます。

 

パーツクリーナーでタイヤの皮むきをしてはいけない?

 

これも結論からいいますとパーツクリーナーでタイヤの皮むきはしないほうが良いと思います。

パーツクリーナーによってはゴムや樹脂への攻撃性があるものもあり良くありません。

最近のガス噴射式のパーツクリーナーはこの手の攻撃性は押さえられてはいますが、パーツクリーナーでタイヤが滑るようになるので本末転倒になります。

 

クレンザーでもタイヤの皮むきをしてはいけない?

 

クレンザーでタイヤの皮むきをするという人も中にはいますが、実はクレンザーでグリップが良くなるという科学的なデータというものはありません。

そのため皮むきをするのであればクレンザーというのは意外と効果がありそうで、ないというようになります。

ちなみにレーサーもクレンザーは使用していないですし、本当にグリップ効果があるのであればもう少しクレンザーが使われているといえます。

 

ヤスリ、サンドペーパーでタイヤの皮むきはできる?

 

その他皮むきでは物理的な方法もあります。

ヤスリ、サンドペーパーなどですが、タイヤの皮むきはできます。

しかしこれらを使ってまでタイヤの皮むきをする必要性がどこまであるのかは難しいところです。

新しいタイヤでサーキットに出るというのであれば必要かもしれませんが、

 

  • 高速道路を走る
  • 雨の日に走る

 

という程度であればヤスリなどを使った皮むきまでは必要ありません。

よほど無茶な運転をしなければ特に問題ありません。

 

タイヤの端が皮むきできない?

 

バイクのタイヤは端までなかなか普通に走っていれば削れないものです。

 

  • 慎重に走っていれば余計にタイヤの端が削れない
  • かといってバイクを傾ければ危ない
  • 自分の苦手なコーナリングの方向のタイヤの端はより削れない

 

というようになるかと思います。

上でもいいましたがそこまでタイヤの皮むきに神経質になることも必要ありませんし、走ったときに車体を無理に傾けて皮むきしようとしなくても良いです。

気になれば停車して中性洗剤で端だけでも皮むきすれば良いので、端まで皮むきするということまで意識しなくても良いです。

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