バイクカバーは盗難、雨や紫外線対策で必須という人も多いかもしれませんが、エンジンを切った後すぐにカバーすると熱で溶けるというようなこともあるかと思います。

カバーも耐熱性のものもありますが、熱で溶かさないようにする方法について解説をしていきます。

 

安物のバイクカバーは溶ける?

 

カバーも価格にかなりの差がありますが、安物のカバーはビニールの箇所の割合が多いのでエキパイなどで溶けやすくなります。

耐熱性でないカバーを使っている人の場合には

 

  • 真夏は2時間
  • 冬は1時間

 

ほどは停車させて放置させてからカバーをするほうが良いでしょう。

数分という考え方を聞くこともありますが、熱がこもるので車体的には危険といって良いです。

長期的に見れば数分でカバーするとやはり影響が出てくるでしょう。

 

耐熱カバーでも溶ける?

 

一般的にバイクカバーのグレートや品質としては

 

  • 1万前後 耐熱対策あり
  • 2万前後 さらに強化された耐熱対策があり

 

というようになっています。

1万前後のカバーは一応耐熱対策がされていますが、溶けないというわけでもありません。

やはり停車させて1時間ほどは冷えるのを待って本来はカバーするべきです。

2万前後のカバーともなればすぐにかけても溶けることはまずないです。

 

集合住宅とバイクのカバーをかけるタイミング

 

溶けないカバーは高価でなかなか買えないという人も多いかもしれません。

その場合には停車してしばらく待つことが必要となりますが、集合住宅の場合にはバイクの駐車場所から部屋までかなり遠いということも多いのではないでしょうか?

この場合停車させてまたしばらくしてバイクまでカバーをかけに行くということが必要となりますが、多くのライダーはどのように管理しているのでしょうか?

 

  • 一旦カバーをせずに自宅に入り用事をする
  • 1時間ほど用事を済ませてからバイクに戻りカバーをかける

 

かなり面倒ですがやはりバイクから一旦離れている間に待つという人も多いようです。

携帯電話のアラームを使ってバイクの冷却時間の管理をしている人もいます。

溶けないカバーにお金をかけてこの待つという作業をしなくても良いようにする方法もありますが、財布次第なところもあります。

 

バイクのカバーは必要?メリットは?

 

ここまでしてかけるカバーですが、メリットにはどのようなものがあるでしょうか?

 

  • 湿気対策や雨対策
  • 紫外線対策
  • 盗難対策

 

このようにカバーをするのとしないのとでは大きな違いがあります。

湿気では錆が出やすくなりますし、紫外線を受け続けるとタイヤやオイルをはじめ各種のパーツや消耗品の劣化速度がかなり早くなってしまいます。

この点、自宅ガレージがあって屋根つきで雨の湿気が入りにくくなっていなければカバーなしというのは基本的にありえないといっても良いでしょう。

 

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すぐにカバーをかけると熱がこもる?そのデメリットとは?

 

耐熱性であってもすぐにカバーをかければ中にバイクの熱がこもるようになります。

その温度は結構なものですが、カバーが溶けるということともに

 

  • ヘッドライトなどライト類が熱の影響で曇る
  • バイクの熱で結露ができてバイクの各種のパーツに錆が出てくる

 

ようになります。

 

防火性のカバーはすぐにバイクにかけても大丈夫?

 

バイクカバーの表記についてですが、

 

  • 防火性
  • 耐熱性
  • 難焼性

 

というものなどがありますが、耐熱性と防火性や難焼というのは意味が違いますので注意してください。

カバーはエンジン停止直後にかければ燃えて火事になることもあるのですが、防火性や難焼というのは燃えにくいというだけです。

そのためエンジン停止直後にかければ溶けたりすることもありますし、カバーで溶けた部分がバイクのマフラーに付着して汚れるということは普通に起きます。

 

安いカバーでも耐熱性を後付けする方法

 

上でもいいましたが安いカバーほど冷却時間をかけないといけないわけですが、耐熱性というのは部分的に後付けすることもできます。

カバーに後付けする耐熱性のシートというものもあって、これをカバーのマフラーなどの当たる箇所に貼るだけで良いです。

1000円ほどでこの耐熱シートは買えるので後付けするというような方法もあります。

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