最近発売されるバイクではABSが最初からついているものが多くなってきています。

やがてABSというの義務化されるわけですが、やや古いバイクに乗っているとABSを後付けしたいというように考える人も出てくることもあるかと思います。

ABSというのは従来のアナログでなくデジタル式にブレーキをシステム化するわけですが、ややこしく感じるABSを後付けすることはできるのでしょうか?

 

ABS設定のあるバイクへの後付け

 

最も完全な形でABSの後付けをすることができるタイプとしてはABSの設定がある車種となります。

 

  • ABSのコンピューターシステム
  • ABSセンサー
  • ブレーキディスク
  • 配管
  • ブラケット
  • ハーネス

 

などを後付けすることでABSを装着することができます。

 

ABS設定のないバイクへの後付け

 

ただ古い車種になるとABS設定もない車種もあります。

この場合はABSキットを後付けするようにします。

ABSキットは以前よりも種類が多く発売されるようになりました。

ABSキットはホースの途中に装着するものが多いのですが、

 

  • ABSのようにセンサーで感知するシステムではない
  • 急ブレーキをかけたときに単純に油圧を逃がすだけ

 

ということでコンピューターによるブレーキシステムとはいえません。

アナログとデジタルの中間のブレーキのような感じですが、急ブレーキのロックを単純に避けるというだけのタイプが多いです。

 

ABSを後付けできないバイクとは?

 

とはいえ上のように何とかABSを後付けすることができるのはディスクブレーキのバイクです。

ドラムブレーキのバイクではABSの後付けは原則行えません。

費用をいくらでもかけられるということであれば不可能ではありませんが、その場合ははじめからABSのついているバイクを購入するほうが良いと思います。

 

ABSのないバイクで安全に走りたい

 

現在バイクの購入や乗り換えを考えていて

 

  • パニックブレーキが怖い
  • とはいっても検討している車種にABSがない

 

というようなこともあるかと思います。

このようなときにはABSありの車種を選ぶというのも1つですが、どうしても気になる車種があればABS以外でパニックブレーキを防いだり、また安定感のあるバイクにするという考え方もあります。

 

  • 中型でなく大型バイクにする
  • タイヤが太く安定したものにする
  • ハイグリップタイヤに交換する
  • 空気圧をやや低めにしてグリップ力を上げる

 

などという方法もあります。

最近の大型バイクは電子制御システムがかなり充実していますので、ABSではありませんがデジタル的な走行管理ができる箇所が増えてきているといえます。

同時にタイヤを工夫すればかなり転倒しにくくなるといって良いです。

特にタイヤはグリップ力を上げる調整をするほど転倒しにくくなります。

 

ABSの後付けとABSの効果

 

ABS後付けというのは車種によってはかなり難しかったりもしますし、技術に自信がないショップでは受け付けてくれないようなこともあります。

ただABSというのもまだ技術的に完全なものでなくついていても普通に転倒することもあります。

逆に制動距離がABSによってかえって長くなってしまったりというような道の状態もあって過信するほどでもないかと思います。

私もそうですが、そう速度を出さないで急ブレーキをかけた経験もない場合にはABSの効果が発揮されないまま何年も乗るということも出てくるでしょう。

 

バイクのABS化の5つのデメリットとは?

 

ABSの機能、メリットとともに今のところバイクのABSにありえるデメリットについては上のページでまとめて解説しています。

あまりABSのメリットを受けるようなタイプでないかもと自分で思えば後付けするほどでもないといえるでしょう。

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